不妊手術におけるウイルス検査
2026年8月7日
今回は不妊手術に限らないけど、猫の手術時におけるウイルス検査(猫白血病と猫エイズ検査)の必要性についてです。これまで当院では不妊手術はあくまで任意としてオーナーさんにお任せだったけど、猫の飼育頭数と近年爆発的に多い?保護猫の多さからかウイルス感染してる猫が増えて来てるためです。
⬇︎ バラバラに分解して、ひたすらゴシゴシ丸洗いのバリカン刃先とマスク。

これまでも手術行うたびに簡単な汚れ落としと消毒は行ってたけど、ことウイルス感染、特に猫白血病の場合唾液によっても感染するため、終わるたびに「バリカン」「麻酔用マスク」「ガス麻酔器に接続するホース」等全て消毒して丸洗いしておりました。
ついでに付け加えると入院ケージも他の子と離したり別個の透明扉にしたり、帰った後もひたすら消毒や扉丸洗いなどを常に行っています。当たり前だけどウイルスは目に見えないので、特に猫白血病の場合「まあ大丈夫だろ」で済ませるわけには行かない病気と思っています。

つまり事前に検査して無い子の場合はそこまでやっておらず、手術そのものの安全性はともかく、その次の手術する子達への感染リスクが理論上増大するわけです。外出してないのにいつの間にか感染してた、なんていう事があったら白血病の場合取り返しつかない事にもなりかねません。ちなみに猫エイズの場合は血液による感染主体なので、白血病ほど感染リスクは高くありません。
という訳で「今更かよ!」とのご批判もあるやもしれないけど、当院では猫の不妊手術時のウイルス検査を半ば強制的に行う運びとなってしまいました。とにかく安く済めば良いというお方もいらっしゃるかとは思うけど、少しでも感染リスク減らして安全安心な手術のためご理解お願いいたします。
