玉川温泉には主に湯治客の多い「玉川温泉」と、どちらかというとモダンで巨大リゾートホテルっぽい「新玉川温泉」の二つがあるけど、いわゆる「ガンに効く」と全国的に評判となってるのは天然岩盤浴のある玉川温泉の方なので今回はこちらの話題です。

 

 

 

両温泉とも世界的に珍しい、塩酸主成分の強酸性の源泉でラジウムも含有してるとの事です。公式には勿論「がんに効く」などと謳ってるわけもなく、神経痛・リウマチ・冷え性・皮膚病など一般的な効能効果になります。

 

「一晩で包丁が溶ける」など真偽の程はともかく言われてるけど、宿泊中3回飲泉したせいかどうか帰宅後の夜に被せ物銀歯が外れてしまいました。実は10倍に薄めて飲泉後に口をすすぐという注意書きが暗くて分からず(老眼)、5倍程度にしてうがいもしませんでした。ph1.1はダテじゃない気がします。

 

ちなみに新玉川温泉に泊まっても、玉川温泉には車で10分もかからず岩盤浴に向かう事が可能です。本来は歩いて行ける遊歩道がある様だけど、熊の目撃情報が出たため車で移動する様にとの警告がロビーに出てました💦

 

 

 

玉川温泉駐車場は宿泊専用と日帰り用で分かれており、宿泊者以外は県営?駐車場で16時半まで必ず出るようにと念押しされました。なのでここは結構出入り口付近の広い所に路駐してる車も多く、岩盤浴目当てでそこから一生懸命通われてる人もいるみたいです。

ただし国立公園という事もあって街灯は無く、土日は勿論平日暗くなってからでも結構岩盤浴のテント内は混んでるらしいので懐中電灯は必須ですかね。なおここの天然岩盤浴料金は無料で寝転がり放題です。

 

 

⬇︎ 日帰り用駐車場は小高い場所にあり、少し長い階段や坂道降りてくと奥に玉川温泉ホテル、左手にトイレと岩盤浴入口があります。

 

 

さていよいよ放射線量を調べるわけですが、まず最初にお断りしておくと今回の放射線測定器は14年前の東日本大震災時に購入した物なので、今現在の物とは精度も調べられる放射線の種類も違うかと思うのであくまで参考程度という事でご理解ください。

 

 

 

⬇︎ まずは入り口案内板前からスタート、「0.13→0.36→0.48」と奥に進むにしたがってどんどん上昇していきます。世界でも台湾とここでしか産出されないという、特別天然記念物の北投石(ほくとうせき)の記念碑辺りはさすがに高いですね。

 

⬇︎ そのまま突き進んでゴボゴボ湧き出る様な大噴(おおぶけ)近くなったら意外と低くなり、と思ってたらすぐ近くまで行くと一転「0.71」まで上昇しました。ここら辺は少し広い通路になっててベンチもあり、いつも何人もの方々がベンチや持参の椅子に座ってたり地面に横なってたりしてる様です。

 

⬇︎ 3つあるテント近くとテント内ゴザの上は意外と低く、それぞれ「0.18→0.09」でした。0.09ってもはや我が家でゴロりんこしてても大して変わらないけど良いんでしょうか? もっとも地表温度は地熱で相当熱く、必ずゴザ等を敷いて時々体の当たる位置を変えないと低温やけどになる程で岩盤浴発祥の地というのもうなずけますね。

 

 

⬇︎ 実はここら辺1番高いのは神社⛩️入り口付近で、0.81という別格の高数値でした。やはり結構もう知れ渡ってるせいなのか、多くの人達が自分の命と向き合うかの様に無言で横たわったりしてました。

 

近付いて行ったらおじさん(お爺さん?)が若い女性に、「ガンだったけどここで放射能浴びて、、」というのが聞こえて思わず耳ダンボ状態なったけど、水差してもなと測定器片手にゆっくり通り過ぎました。

 

 

さてところで、皆さんは不思議に思いませんか?

 

広島や長崎は勿論、世の中「放射能怖い、被爆するのは怖い」というのが当たり前なのに、ここでは皆さんこぞってわざわざ放射線量高い場所をありがたがる様に寝転んでたりします。普通の温泉や観光地とは明らかに雰囲気違うし、何かスピリチュアル的な感じもしなくもない物見雄山で来るのが申し訳ない場所なのは間違いありません。

 

次回はそこら辺を含めて、もう少し放射線に関して取り上げてみようと思います。