いわゆるガンの3大治療法としては「手術」「化学療法」「放射線治療」があり、更に「免疫療法」を加えて4大治療とも言われるけど、今回の玉川温泉絡みのブログはこの「放射線治療」に類するものです。
ちなみに動物の場合、秋田市から1番近い放射線治療受けられる場所は岩手大学附属動物病院になり、料金も以前聞いた話だと数回分で数十万円(今現在は詳細不明)という事で少しハードル高いかもしれません。また人と違ってすべからく全身麻酔が必要なので、そういう体力的ハードルからも躊躇してしまう現実があるようです。
<ホルミシス効果>
さてどうして玉川温泉がいわゆる「がんに効く」で有名なのか、それは大量の放射線は遺伝子に影響与えてガンになるけど、少量の放射線や種類によっては逆に良い影響をもたらす(ホルミシス効果)という研究報告が幾つか出て、各メディアや体験者のSNS等で発信されてるのが大きいかと思います。
玉川温泉には、微量の放射線を含んだ「北投石」があり、その放射線が身体に良い影響を与える「ホルミシス効果」が期待できると言われています。具体的には、免疫力の向上、身体活動の活性化、老化抑制、自然治癒力の促進などが考えられます。
<レントゲン装置>
放射性物質は常に放射線を出してるけど、医療用レントゲンやCTは放射性物質とは違って人工的に電気で発生させてるので、懐中電灯と同じようにスイッチ入れた時だけ放射線(X線)を出す仕組みとなっています。
なので通電さえしてなければ、レントゲン装置の側にいるからといって被爆を心配する必要は全くありません。
<宇宙線>
宇宙線(うちゅうせん)とは、宇宙から地球に降り注ぐ高エネルギーの放射線の総称であり、地球上の自然放射線よりもはるかに強度が高い(100倍以上)のが特徴です。
陽子、ヘリウムなどの原子核、電子、中性子、高エネルギーガンマ線など。
X線、ガンマ線、アルファ線、ベータ線など。
最後に、意外とこれが現実的な問題かもしれません。
以前太陽風降り注いでオーロラが発生するというお話したけど、我々は太陽風という強烈な宇宙放射線から地球の磁場や大気によって守られてます。
つまり上空に上がれば上がる程高くなればなる程、空気が薄くなって放射線の影響を受け易くなります。
国内線パイロットの場合1回の飛行で3μシーベルト(約1日分)、東京〜ニューヨーク往復のフライトだと約100μシーベルト(約1ヶ月分)被曝するそうだけど、各航空会社は国交省の規定に基づいて乗務員の年間被曝量をきちんと管理されてるとの事です。
この被曝は少なからずCAさんや乗客も同じで、日頃から出張等で搭乗機会多いサラリーマンは一般の方よりずっと多いかもですね。
特に約11年周期で発生する太陽フレアの時の被曝量は数倍〜数十倍にもなるそうなので、気休め程度でも通路側に座りたいところです。(強烈な紫外線は窓ガラスを透過して皮膚がんになる可能性が指摘されています)
更に遮る物が全く無い国際宇宙ステーションの場合、宇宙飛行士はたった1日で約半年分の被曝量だそうで(驚愕)、宇宙滞在◯◯日っていうのもこういうの知っちゃうと何か別の角度から見てしまいそうですね。