「人類の歴史は、感染症との戦いの歴史」とはよく言われるけど、実は同様に、オーナーさんなら既にご存知でしょうが犬や猫にも感染症との戦いが常に有ります。

 

犬は代表的なものに、ジステンパー、パルボウイルス、フィラリアが有りますし、猫では、伝染性鼻気管炎(ヘルペス・カリシウイルス)・クラミジア等の上部気道感染症、パルボウイルス、伝染性腹膜炎(コロナウイルス)、白血病ウイルス、エイズウイルス等が有ります。

 

ただワクチンや予防薬の普及浸透で昔はかなりの死亡率だったそれら感染症も、犬ではフィラリア症以外は少なくとも当院においてはここ何年も診ていませんし、フィラリアに関してもごく限られた地域でたまーに発見される程度です。

 

同様に猫も、昔はパルボウイルスでかなり亡くなってたけど最近は全く診ません。犬と決定的に違うのはまだまだ感染症の発生頻度が高く、またウイルスによっては一旦発病したら致死的なものも多いという事です。

 

あと伝染性腹膜炎(コロナウイルス)以外はワクチン有るけど、どうも犬に比べるとスパッとシャープに効いてる感じが私はあまりしません、、実際毎年打ってるのにそれらしい呼吸器症状出る子がいます。

ただし印象として比較的短期間に治って症状も軽く済んでる子がほとんどなので、ワクチン注射が大切なのは間違いないし、やはり予防に勝るものは無いと思います。

 

最後に残念ながら生涯免疫ではないので、狂犬病予防注射と同様に毎年定期的に予防接種が必要です。皆さんもお忘れないよう、接種証明書の次回予定日を今一度御確認くださいね。

 

 

⬇︎子供は未来の宝。我々は感染症との戦いに負ける訳にはいきませんね、、

 

ちなみに本家本元は、以前にもアップしたコチラ、、

 

⬇︎面白くて朝から大笑いしました(4月4日 8時20分追加)