ついに秋田県の人口が95万人を割ってしまいました。私が開業して間もなくの35年程前は120数万人はあったので、平均すると毎年8千〜9千人程度減少し続けた計算です。自殺率や少子高齢化も全国トップクラスですし、どうも最近はあまり明るいニュースや話題が少ない気がします。

行政も色々苦心されてるでしょうがコロナ禍では企業の進出も難しいでしょうし、根本的に働く場所が無ければ若い人達は他県に行かざるを得ませんものね。以前ある地域に狂犬病集合注射で回って行ったら、とある年配女性が「ここら辺も皆んな子供達は仙台行っちゃって、残ってるのは年寄りだらけなった〜」とお話しされてたのが思い出されます。うちの子供達も同様に仙台在住ですし、やはり希望する職種や仕事が少ない事には選択しようがない現実。

公害も少なく魅力的で安定的な大企業は全国から引くてあまたでしょうし、よっぽど好条件でも無ければ秋田に進出は厳しいでしょう。子供や孫達のために環境に優しい魅力的大企業をと言ってるうちに、肝心の若い人達がどんどん他県に流出していく現状には憂いを覚えるばかりです。

 

⬇︎ 最近待合室の一部をリニューアルいたしました。

 

さて、、前フリが長くなってしまいました。

実は同じ様に、当院に来院される子達も以前よりかなり高齢化が進んでいます。データを取ってるわけではありませんが、感覚的には概ね10歳以上の子達が多い様に感じます。これは人間の方もそうかと思いますが、年齢上がるにつれて経過長引いたり、慢性疾患や腫瘍の診察と手術が多くなったりするためです。若い子の場合は犬も猫もワクチン等の各種予防や不妊手術が多く、病気としては耳鼻科や皮膚科や消化器疾患といった比較的一過性の症状の来院が目立ちます。

ちなみに犬猫の比率は今や猫の方が多く来院頻度も高いです。開業当初は圧倒的に犬の方が多かったですが、時代とともに猫や小型犬にシフトしてきている感じです。これは各フードメーカーやペット用品の販売からも裏付けられてる様ですね。人間社会も高齢化してきているので、より飼いやすくコントロールしやすい猫や小型犬が人気なのも当然かもしれませんね。

 

 

⬇︎ コロナ禍長引きそうな気もしますが、いつか完全復活する日が早く来る事願ってやみません。

⬇︎ リチャードクレーダーマンの音楽は勿論、パリのカップルや街並みの映像も素敵です。2年程前火災で焼失したノートルダム大聖堂も映ってます。(ほんの少しですが)