各地で大変な大雨被害ある様ですが、秋田市は今朝も今の所穏やかなお天気具合です。
前回『マダニ』に媒介される感染症『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』の話題取り上げたら、なんとその後とんでもないニュースが飛び込んできました。これまでこの病気の報告例は西日本ばかりだったのが、今回初めて関東地方でも発見されたというものです。
マダニ感染症、関東で初確認 致死率6~30%、地域拡大
SFTSウイルスを媒介するタカサゴキララマダニ(上)とフタトゲチマダニ(国立感染症研究所提供)
致死率が6~30%と高く、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染例が、千葉県で確認されたことが3日、国立感染症研究所と千葉県衛生研究所の調査で分かった。2013年に国内で初めて報告されて以降、感染地域は宮崎県や山口県など西日本が中心だったが、関東地方で確認されるのは初めて。 3月には静岡県でも初確認されており、従来の想定よりも流行地域が広がっている恐れがある。厚生労働省や専門家は警戒を呼び掛けている。
SFTSはウイルスを原因とする病気で、主に森や草むらでマダニにかまれて感染する。有効な治療薬やワクチンはない。
草むらに潜むマダニ感染症 ペットのイヌ死亡 致死率はコロナ以上 静岡
マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
なぜ専門家がここまで恐れるのか。 それはマダニに咬まれることで感染する危険な病気があるからです。 「重症熱性血小板減少症候群」 通称SFTSは、SFTSウイルスに感染したマダニに咬まれることで発症する病気です。
静岡県内でも感染を確認
治療薬も予防薬もない状態
浜松医療センター・田島靖久医師「咬まれたときに無理やり取ろうとすると意外ととれない」
浜松医療センター・田島靖久医師 「(咬まれてから)24時間を超えると感染リスクが高くなるといわれているので、咬みついてできるだけ早いときにとるのがいいと思う。咬まれたときに無理やり取ろうとすると意外ととれない。体の部分だけとれて咬みついた口の部分が残ってしまうこともある。ウイルスを押し込んでしまうこともある」 現在、SFTSに対する治療薬も予防薬もなく、国内で販売されている虫よけスプレーも効果がありません。かまれたことに気づかないケースもあります。
やはり日本全体が亜熱帯化しててマダニによる被害も珍しくないからでしょう。こうなるともう東北地方での発生も時間の問題かもしれません。最近はノミダニ駆除剤を使用されるオーナーさんも増えてきてますが、まだまだ全体から見ると少ない気がします。ペットは勿論接触する人間の生死にも関わる病気ですので、どうか皆さん頑張って10月頃まで駆除剤を続けましょう!