今日から7月。ついに今年も後半突入です。

秋田市はここ最近割と天気良い日が多く、まだあんまり梅雨入りの実感ありませんね。予報ではこれから少し崩れる様だけど、個人的には晴天続きの空梅雨だったら嬉しい。ただ困る業界も沢山あるでしょうから程々に降ってくれるとイイですね。

 

 

 

さて今日のテーマは『皮膚病』です。

 

暑くなってくると多くなるのが『皮膚病』と『外耳炎』です。どちらも特にこの時期は毎日何匹もの診察があるけど、『犬と猫の違い』、『犬種や猫種による違い』、更には年齢や環境や性格によって程度や治り具合には差が出てくるので、日常的によく遭遇する割には実は非常に厄介で悩ましい病気です。

 

一般的に年齢を重ねると犬も猫も慢性的な肝機能障害や腎臓疾患が多くなるけど、それらは比較的検査や治療オプション決まっててひたすらすべき事をするで良いのだけど、皮膚病は原因も治療も非常に多岐に渡り常に軌道修正しながら治療内容を変えて行かないと治らないケースあります。

というわけで、今回のテーマ『皮膚病』は非常に興味深い内容でした。講師の先生によって若干仰ってる事や治療薬にも違いがあるなあというのが正直な感想ですが、それだけやはり色々な症状の子がいて、治療メニューもバラエティーに富むという事でしょうね。

 

 

⬇︎ 皮膚病は、皮膚そのものを診るだけじゃなく『身体全体』や『心』も時に見るようにとの内容でした。つまり内側からくる原因『アレルギー』や『ホルモン異常』『神経質な性格』『ストレスに敏感な性質』など色々考えながらトータルで診る重要性です。口で言うと簡単だけど、これって意外と難しい問題です。診察室内での短時間の問診では収まらないし、オーナーさんも急に言われても思い出せないとか思い違いしたりとか、事実と少し異なる情報も出てきそうです。

 

⬇︎ 食物アレルギーはしばしば診察室内でも話題になるけど、重要な事は発症年齢と症状出てる部位で、典型的だと顔面(特に口周り)に症状出ます。以前から私はオーナーさんにもお話してますが、やはり『アレルギー検査』は万能ではなく、実際に検査結果通りに対処してもほとんど良くならない子も中にはいて、セミナーでもアレルギー検査は主役にはなり得ずあくまで『脇役』です!とのお話がありました。勿論検査はしないよりした方が絶対良いので、どうか誤解なさらない様お願いいたします。

 

犬の皮膚病に関しては以前にも取り上げたけど、今現在非常にアレルギー疾患が目立って多くなってきてます。以前は軽くて抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、多くの症例でステロイドホルモンや免疫抑制剤が必要だったのが、数年前に新薬(商品名アポキル)登場でガラリと様相一変。色々報告例上がってきてる様だけど、やはり内服しやすさと副作用と効き具合が高度にバランス良く、当院でも多くのオーナーさんがこちらを選択しており非常に好評です。

 

 

⬇︎ さて猫ちゃんの話題です。皆さんはご存知でしたか?恥ずかしながら私はコレ知らなかったですが、早い話が人間に感染及ぼす病気を持って来る可能性もあり得るので、猫は出来るだけ室内飼いしましょうという内容です。

 

寄生虫や皮膚病ならともかく、2017年7月には野良猫に咬まれた西日本の50代女性の死亡例が報告されてます。原因はマダニが媒介する『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』というもので、発症10日後に亡くなったそうです。

 

女性がダニに直接咬まれた形跡は無く、感染した野良猫に咬まれた事が原因と結論付けられています。厚労省は既に飼い猫と飼い犬の感染発症例も確認しており、屋外にいる体調不良のペットに接触する場合の注意喚起を行なってる様です。つまり野良ちゃんを仏心で助けるのも、これからは命懸けとなる様な時代がやって来るかもしれません。

 

地球温暖化のせいか秋田市もどんどん昔に比べると亜熱帯化してる様な天気だし、実際マダニ発生も早い年だと3月には見られます。背中に落とす滴下式の駆除剤はじめ、今ではフィラリア予防薬もマダニ対応製品あるのでこれからは室内飼いであっても皆さん頑張って投薬なさってくださいね。人畜共通伝染病の脅威を少しでも減らして安心してお散歩にお出かけください。

 

⬇︎ こちらの病院でのある年の皮膚病猫の診療割合。1番多い精神皮膚疾患32%って本当にビックリです。

⬇︎ 皮膚病の内訳。感染症としては犬だとブドウ球菌等による細菌感染の『膿皮症』が多いけど、猫だと『皮膚糸状菌症』といういわゆる『カビ』が圧倒的に多い様です。猫の皮膚は犬に比べて何故か細菌感染には強いんだそうです。『犬は家畜』『猫は野生』と業界的には一般的に言われてるので、ここら辺がひょっとして関係してるのかもしれません。

⬇︎ 当院でも時々コレで診断してます。暗くする必要あるので、以前院内リニューアルの際診察室内が暗くなる様カーテン取り付け等変更しました。

⬇︎ 洗浄が良いのは分かってるけど、大抵猫はシャンプー嫌がるんですよね。犬は感染症なら多くの場合シャンプー療法やりやすいく尚且つ有効だけど、猫のカビ菌は少し副作用の心配あるけど内服による治療も必要だったりします。

 

 

まだまだ実はあるのですが、あまり詳しく内容をお話しする事も難しいのでここら辺で今日は切り上げます。

オンラインセミナーはあちこちのグループから非常に多岐にわたる診療科で盛り沢山出てて、尚且つ視聴期限もどんどん迫ってきてたりしてセミナー漬けの毎日です。コロナ禍前には考えられない状況続いてるけど、地方在住で元々出不精気味な私にはうれしい悲鳴と言ったところです。

 

※ な本日使用のセミナー画像は著作権上の問題あり得るので、近いうちに削除する予定ですので御理解お願いいたします。