先日のブログ 猫の高血圧(慢性腎臓病との関係)腎臓や心臓と血圧の関係性や、当院の血圧計買い替えの話題などお話ししたけど、この前業者さんがデモ機を持って来たので当院スタッフの猫ちゃんに一肌脱いで貰いました。以前の血圧計であまり良い印象持ってない私は、コンパクトで扱いやすい血圧計に驚くと同時に、やはり人間と同様動物の身体状況やメンタルによって測定値に結構バラツキ出そうだと感じました。

 

 

 

⬇︎ 犬や猫の場合は尻尾や前腕(上腕)で測るのですが、大事な事は可能な限り心臓と同じ高さで測るという事と、なるべく5〜10回と回数多く測定して結果を考察していくというものです。やはり動物によって相当時間かかる事が予想されるとともに、おとなしい子でなければ何回も何回も測定するのは難しいかなという印象です。

 

⬇︎ まずは尻尾で測定しました。重要な事は「カフ」と呼ばれる巻き付けるベルトのサイズ選択です。人間の場合ほとんど一種類で多くの人を測定出来ると思うけど、犬や猫の場合はこの「カフ」の選択次第で測定値に差が出るとも言われてます。なのでこの血圧計には数種類のカフが付属されています。

 

⬇︎ 次は左前肢(前腕)でやってみました。その子にもよるんでしょうが、こちらの方がより安定して正確な測定値のようです。

 

⬇︎ 最後に色々レクチャー受けて終了です。いくつか測定の要点あるものの、以前のセミナーでは「なるべく同じスタッフが対応して同じ体位で測るのが良い」というのもありました。考えてみればこれも至極当然で、可愛がってくれてるオーナーさんに抱いて貰って同じスタッフに測ってもらう方が動物もメンタル安定しますよね。

 

 

⬇︎ 「ふ〜やれやれ」などと思ってるかもしれません。モデルさんお疲れ様でした。実はこの後診察終了後にも頑張ってもらいました。次回のブログでは「犬と猫の眼科検査」を取り上げてみようと思います。