白神山地の入山規制問題が気になったので、とあるネットのHPから色々拾ってみました。ピンク色が入山規制賛成、青色が規制反対の意見です。

 

 

白神山地入山規制問題

無制限に人が入れば自然が壊れる。遺産を自分だけのものだと思ってはいけない。管理機関を設置するなど、入山者の数や目的、入山場所を把握し、数をコントロールするシステムが必要だ。(白神NGO顧問牧田肇弘前大教授)

 

遺産地域になったって、今までどおり山を歩く。山に入るなということは、家から出るなと言われるのと同じ。世界遺産などというレッテルは必要なかった。静かな山のまま残してほしかった。(鯵ヶ沢町マタギ 吉川隆)

 

入山規制に関する考え方のズレは、方法論の違いだけであって大した問題ではない。(日本自然保護協会)

 

自然を守る力は、守るべき自然を知ること。登山は自然と共存、入山禁止には反対(日本勤労者山岳連盟)

白神を知りたいとの国民の意向を締め出す環境対策に展望はない(同連盟自然保護委員長)

 

核心地域は森林生態系上重要な遺産であり、厳しく入山を禁止すべきだった。緩衝地域も核心地域に影響を与えるもので、入山人数を厳しく制限すべきだ。(「白神山地ブナ原生林を守る会」理事長鎌田孝一)

 

世界遺産の価値を損なわないためには、核心地域への入山を禁止すべきだ。(「白神山地を考える能代の会」北川智彦事務局長)

 

世界遺産だから守る、というのは余りにも単純思考だ。「世界遺産というのは、人間を排除したり、ただちに人間の利用を妨げるといったものではない。それゆえ、世界遺産だから入山禁止ということにはならない」(井上孝夫千葉大助教授)

 

自然と人間の文化のかかわりを重視すべき。地域の実情を無視した管理がなされるなら、遺産登録を返上すべき。(「白神市民文化フォーラム」村田孝嗣)

 

もともと立ち入る組合員が少ない所なので漁業権を放棄しようと思ったが、漁業権を設けて禁漁にした方が密漁者を取り締まれると考えた。(粕毛川漁協佐々木組合長)

 

八森では、山菜採りや漁で核心地域に入らなければメシが食えないという人はいないはず。よそ者のゴミや排尿で山が汚されている。太古の自然をそのまま残したい。私はもう入らないし、できれば、誰も入ってほしくない。自然の循環が極めて円滑に、人間の手を経ないで営まれている。彼らの邪魔をしてはいけない。(八森町町議 秋田豊)

 

 

秋田県は、どうしてこうも理念なき規制論を唱えるのだろう。ガッカリしてしまう。これでは単なるよそ者排除の論理ではないか。源流部のイワナ保護に対して、何の貢献をしてこなかったにもかかわらず「密漁者」呼ばわりするのもおかしい。青森では白神の奥深くに分け入り、釣りや狩猟、山歩きをしている人が多いが、秋田では少数だった。(朝日新聞)

 

 

 

⬇︎ 以下はそのHPの管理人様のコメントです。はっきり書かれてはいないものの、どうやら秋田県在住の方のようです。

 

白神山地では、この世界遺産登録を契機に、「世界遺産になるほど貴重な自然」だから立入禁止だ、規制だ、という管理計画が物議をかもした。おかしなことに「学術的行為」なら許されるのだ。

同じ世界遺産でありながら、屋久島ではさほど問題にならず、白神では大問題となって全国的なセンセーションを巻き起こし、世界中の世界遺産地域では問題にもならないことが白神では騒動の原因になっている。まことにもって奇々怪々、摩訶不思議といわざるをえない。

 

頑迷固陋というべきか、依然として立入禁止措置を強行しているのは秋田側である(管理計画では、世界遺産核心地域への入山は、秋田県側は全面禁止、青森県側は27ルートに限って届出による入山を認めている)。

 

秋田はあっさり入山禁止に賛成。しかしながら、不満をもつ人は多く、それがただ表に出てこないだけ。青森県は、地元を初め、多くの愛好家たちによって利用されてきた森であり、当然のことながら入山規制に反対の声が多い。とにかく入山禁止ありき。秋田県側は、どうしてこうも短絡的な発想しかできないのか。残念だ。

 

 

 

最近は「入山禁止見直し」論も出て来てる様だけど、まだまだ秋田県側には反対論も多いらしく見通しは明るくないみたいです。数十年前ならいざ知らず日本一の少子高齢化で人口減少まっしぐらの秋田県、つい先頃には「消滅可能性自治体9割超」で日本一のワースト記録した秋田県、何でもかんでも反対で果たして良いのでしょうか?? そこに暮らしてる住民や自治体そのものが消滅の危機に瀕してる現状、活用出来るものは何でも活用していかないと生き残れない時代という危機感を持って取り組んでほしいと思います。

 

 

「入山禁止見直しを」

 

入山禁止となっているのは秋田側の核心地域2466ヘクタールだけだ。しかし、他の地域の人は秋田側と青森側を区別できず、白神山地全体が入山禁止と思われているという事実がある。私は東京都や仙台市の山仲間に「白神は入山禁止なんでしょ」と何度も言われた。盛岡市の人も「青森、秋田の区別なく、白神山地全体が入山禁止と思っているよ」と話していた。

 

現在、国内に世界遺産は25ある。しかし、白神山地はあまり取り上げられない。テレビ局の人も「入山禁止なので、行ってはならない山を放送しても意味がない」と思っている。白神山地が国内初の世界自然遺産だったのも忘れられているような気がする。

入山者も極端に少なく2万人台。宝の持ち腐れだ。(フリージャーナリスト 佐藤昌明)