先日、白神山地ビジターセンター(世界遺産センター)に行って来ました。
白神山地(しらかみさんち)は、青森県から秋田県にまたがる山地帯の総称。
屋久島とならんで1993年(平成5年)12月、日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された[1]。そこには「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」(世界遺産登録理由)と記されている。(ウイキペディア)
⬇︎ 上が青森県側で下が秋田県側です。
⬇︎ 青森県側のビジターセンター。センター向かいには道の駅があり、多くの観光客を若いスタッフ達が対応にあたって熱気とエネルギーを感じました。GW中という事もあるけど、やはり一大観光地の弘前から数十分という距離で走りやすい道路というのも大きい気がします。
⬇︎ 陽光浴びながら遠くに岩木山眺めて食べる、「しらかみのごちそう」弁当と熊鍋の美味しさといったら何とも言えない絶品に感じました。近くにはこれ又観光客で賑わってるダム湖があり、少しこの先の低地には水陸両用バスがダム湖に浸水するスポットがありました。
世界遺産の径 ブナ林散策道
実は以前にも白神山地に関してはアップしてるけどスイーツの旅、前回は能代市の上方にある八峰町からだったけど今回は藤里町のセンターです。白神山地と聞くと皆さんは何を(どこを)思い浮かべるでしょうか。
私も含めて多くの方がこちら⬇︎ を連想するんじゃないかと思うけど、これらはあくまで整備された観光スポットであり、「神々の住む森」とも称される世界最大級ブナ原生林の白神山地(の核心地域)は人手を加えず貴重な自然環境を次世代に残すべくルート整備を行ってないとの事です。
透き通るように美しい、幻想的な池「青池」
木々に囲まれた宝石のようなエメラルドグリーンが美しい「沸壺の池」
白い岩肌がダイナミックな景観を生み出す景勝地「日本キャニオン」
⬇︎ さてこちらが我らが秋田県側「世界遺産センター」です。あくまで個人的感想にはなるけど、青森側は照明の使い方や展示の仕方が上手くて美術館や博物館的雰囲気も有るのに対して、こちらはどちらかと言うと「見せるよりは学習するセンター」という感じがしました。曜日も天候も違うので青森側と比較するのも酷な話だけど、あまりの違いとその閑散ぶりには本当にびっくりしてしまった位です。
実は白神山地は多様な生態系を保つという理由で入山規制が行われてて、「青森側は届け出制」「秋田側は原則入山禁止」と対応が異なってるけど、「白神山地は全部入山禁止」というイメージが強くて観光客がどんどん落ち込んでるようです。観光客が来ないとういう事はそこに関連する職業に携わる人達も困るわけで、結果高齢過疎化でいずれは次世代に引き継ぐべく担い手も消滅するような気もするけど皆さんはいかがお考えでしょうか?
⬇︎ 熊肉ではなく「馬肉定食」や「馬肉ラーメン」。地元では昔から親しまれてきたようで、いつか機会あったら食べに行こうと思います。馬肉定食にしては安い感じでボリュームもありそうです。
- 岳岱自然観察教育林MAP
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- 標高620m、面積約12ha
- コース一周1.8km、所要時間約50分
- アクセス 大館能代空港から車で約80分、藤里町・白神山地世界遺産センター(藤里館)から車で約40分。利用期間は5月下旬~11月中旬。
白神山地、遺産登録30年 入山者減り、関心の薄れ心配
「同じ一つの山なのに、県によって利用の仕方が違うのはおかしい」
12月上旬、秋田県議会本会議。白神山地の世界自然遺産地域の中心部「核心地域」の入山が、青森県側の届け出制と秋田県側の原則禁止で対応が異なることを巡り、石田寛県議が佐竹敬久知事に迫った。
佐竹知事は「(秋田県側には)登山道がない。作れない。(規制緩和に)反対している人も相当多い」と答弁。一方で、人数制限や有料にすることで観光客を抑えている米国・ハワイの湾の例を挙げ、「どんな方法があるのか、研究はする必要がある」とも述べた。
これに対し、「反対する人の気持ちも大事にしながら、青森県ともっと仲良くして話し合いを」と促した石田県議。佐竹知事は「少し雰囲気を出していければと思う」と応じた。