前回に引き続き、猫白血病についての話題です。
白血病とは言いながらも通常皆さん考える様な白血病ではなく、あくまでもウイルスによる白血病というところがミソで、リンパ腫引き起こしたり急激な貧血状態なったりと極めて死亡率高い病気といえます。

レイのコロナ禍経て病院内で診断可能な簡易検査とPCR(遺伝子)検査が有るのをご存知の方も多いかと思うけど、このウイルスも検査会社への外注でPCR検査が可能です。
通常診断にはある程度のウイルス量が必要とされてるけど、PCRは血液内の微量の遺伝子を増幅させて検出する方法なので、多少手間暇と時間はかかるもののより精度は高くなります。ちなみに採血後処理してクール宅急便で送り、当院では税込み約2万円の料金となっています。

この白血病少し厄介なのは、インフルエンザの様に感染発症して治ったらハイおしまい、とは必ずしもならないという点です。
一般的に感染した場合概ね3つのパターン考えられるけど、一旦発病すると非常に死亡率高い病気であるのは間違いなく、特効薬的な治療も今現在無いので出来るだけ外出させないようにするとかワクチン打つ以外方法ありません。
ただしワクチンは全ての子が100%予防効果を獲得出来るわけではないので、やはり新たに子猫や保護猫を迎え入れる時は要注意ですね。

さてその3つのパターンだけど、大雑把に分かりやすく言うと以下の様な感じになります。
① 一過性の感染
無症状ながら簡易検査で感染確認されたものの、期間おいた2回目の検査で陰性になった状態です。比較的体力や免疫力高い成猫に多いとされ、長い子は4ヵ月後に消える子もいる様なので希望はありますね。
② 潜伏感染
簡易検査で一旦消えたものの、実はウイルスが骨髄やリンパ節や神経節に潜伏して隠れてる状態です。PCR検査で引っ掛かる事も有る様です。ただし大部分はそのうちウイルス消えて、体から完全に排除されると考えられています。
③ 持続的感染
1番怖いのがコレで、最初の感染確認から4ヶ月以降も常に陽性反応出てウイルスが活発な状態です。いつ症状出ても不思議ではなく、ストレスや免疫力落ちると発病しやすいので、なるべく環境変えず落ち着いた状況保てる様にしてあげて下さい。
またキャリアとなって他猫に感染する危険性も高いので、多頭飼いのケースでは本当に要注意で、食器類は勿論だけどオーナーさんの手や洋服からの感染も考えられるので十分注意が必要です。

この白血病はヨダレや猫同士のグルーミングや親からの胎盤感染によっても感染するので、ある意味多くがケンカで感染する猫エイズより恐ろしいとも言えます。
また抗原検査はある程度ウイルス量無いと反応しないせいか、反応弱い疑陽性で出るケースもちらほら有って診断に苦慮します。当院では2回目検査でも疑陽性の場合陽性という判断してるけど、やはりPCR検査が1番この場合確実かもしれません。

最後にたまに多頭飼いの方が保護猫迎え入れたら耳ダニやネコ風邪が全員に移ってしまったというケース有るけど、白血病やエイズの場合は命に関わる伝染病なので、もし迎え入れる予定ある方は検査で陰性確認出来るまで隔離等の準備が必要なので気をつけてあげて下さいね。
なお詳細についてはこちらもご参照下さい。⬇︎⬇︎⬇︎


