最近増えてきている猫の泌尿器症候群。要するにオシッコが出にくい状態のことで、トイレ頻繁に行ったり長時間トイレで頑張ってたり時に血尿などの症状が現れる症状を総称して呼んでます。悪化すると尿道が詰まって尿が出なくなり、急性腎不全引き起こして数日で危険な状態に陥ります。
以前は原因として膀胱結石が比較的多かったように感じますが、ここ数年何回尿検査してもレントゲン撮っても結石が確認出来ない症例が増えてきました。こういうケースは特発性膀胱炎といって、膀胱結石を含む多方面からの診療アプローチが必要になります。オンラインセミナーでちょうどその講習があったので、写真を拝借して少しお話ししていきたいと思います。
⬇︎ 特発生膀胱炎の原因について、以下のような環境や状態が考えられている様です。どれも自分的にはなるほどな〜と思いますが、最後の方の長毛種?とストレスを受けやすいはちょっと初耳な気もします。(ストレスは万病の元ですね)
⬇︎ ギリシャ神話で有名な、この箱は開けてはならないという例の『パンドラの箱』から由来するパンドラ症候群。なんとも奇妙なネーミングですが、ここでは『ストレス』を主原因とする症候群を指している様です。パンドラの箱の底には『希望』が残っていたと言いますが果たしてこっちは、、??
⬇︎ 治療としては以下の通りですが、ストレス軽減は色んな意味で難しくて複雑でしょうね。猫の気質や飼育環境と家庭環境はそれぞれ違いますし、多頭飼育はそれ自体が相当なストレスとも言われています。盆正月やコロナ禍でのオーナーさんの在宅頻度や時間の変化もストレス原因になりうる様です。考え出すとキリがないような気もするけど、症状がなかなか安定化しなかったり再発激しい様であれば避けて通れない問題かと思います。
⬇︎ トイレに関してもかなり解説してありましたが、端的にいうと写真の様な砂場が本来の猫の生態系に近いトイレだそうです。トイレが小さくなればなるほど使いづらく、また砂もどっしりした重い感じの昔ながらの砂が猫には好まれるのでストレスが少ないそうです。ちなみに我が家では、軽くて処理しやすい紙製の猫砂を使用しています💦
⬇︎ 我々もお祭り会場近くの簡易トイレよりは、我が家や写真の様な高級ホテルのトイレが気分よく落ち着いて出来ますよね?という、非常に分かり易い解説がありました。(でも写真はあまりに豪華過ぎて落ち着かなさそう、、)
⬇︎ さてまとめです。あまり簡単には『希望』が見えない様な結論ていう気がしないでもないですが、以下の様な事を踏まえてこれからも一つ一つ原因探りながらご一緒に頑張っていきましょう!
⬇︎ 日頃猫パンチ食らう機会も我々は少なくありませんが、この動画見たらこりゃ避けられんなというのがよく分かる動画です。
⬇︎ 閲覧注意です!!
猫科動物の俊敏さや強靭さがよく分かる動画ですが、サバンナやジャングルでの弱肉強食のハンテイング場面を含むので、あまりそちら方面自信ない方はどうかスルーなさってくださいm(_ _)m