昨日ある猫オーナーさんから大変興味ある情報を頂いたので、皆さんと共有したいと思います。

 

 

 

(特に)猫は老齢になったり、あるいは慢性疾患や何らかの病気をきっかけに『腎臓病』を非常に発症しやすくなります。

 

通常は血液検査や状態に応じて内服薬や点滴治療を行うけど、残念ながら老齢猫の多くは『慢性腎臓病』(昔は慢性腎不全と言ってました)へと移行して、残りの一生が腎臓疾患との戦いになります。一昔前に比べると最近は非常に効果ある薬も発売されて、以前に比べて検査数値も比較的安定して長期にわたって生存が可能となっています。

 

ただそれでも、そもそもの発症年齢が10歳前後と高めの事もあって数年程度の延命ではあるけど、昔に比べるとかなり良い感触があります。最近驚いたのは、20歳位の子で検査数値ひどく見た目も相当に厳しい状態でしたが、治療開始数日後には食欲回復して体重も数百グラムアップした子です。諦めない大切さを改めて教えてくれた猫ちゃんとオーナーさんでした。ありがとうございます。

 

 

⬇︎ さて少し気になったのは、記事の中での獣医さんのお話と言う内容です。

『獣医師さんによると、ネコの平均寿命の2倍、最長で30歳くらいまで生きるようになるということです。それに何よりも、腎臓病で長く苦しむことがなくなります。』

 

 

たしかに腎臓病で長く苦しむ事は少なくなるかもしれないけど、寿命が30歳までと言うのはあまりにも現実離れしている気がします。たしかに人間も昔は『人生50年』から今や『人生100年(歳)』が目の前に迫ってきてるけど、実際亡くなる原因は腎臓疾患だけではないし、心臓や腫瘍が原因というのも結構あるので何とも言い難いです。いわゆるキャッチーなタイトルの方がセンセーショナルで報道的にウケが良いのかなあとは思いますが。

 

 

もう一つ考えなくてはいけない事に、どれだけ健康的に長生きできるのか?という問題です。

 

 

昨年5月に亡くなったウチのトイプードルも晩年は認知症気味で介護が必要だったし、今現在も16歳の一時期糖尿病で治療してた猫も最近少しボケてきてるのか時々とんでもない所で排便してて、夜中トイレに起きた時に踏んでしまった事も実は何度かあります。これは我々人間もいつか通るであろう道かもしれないけど、色々奥深く考えさせられる問題の様な気がします。