医療関係者の方々は勿論ご存知でしょうが、よく耳にする「放射能」と「放射線」の違いって皆さんご存知でしょうか? 知らなくても日常生活上何の問題もないでしょうが、話のタネのつもりで今回はお読み下されば幸いです。
放射能と放射線の違い
放射能は、放射線を出す能力のことをいう。
放射線を出す能力をもつ物質のことを放射性物質という。
<懐中電灯と懐中電灯から出る光の関係との対比>
放射能・放射線 | 懐中電灯と光 | |
---|---|---|
何を出す? | 放射線 | 光 |
出す能力を? | 放射能 | 光を出す能力 |
出す物質を? | 放射性物質 | 懐中電灯 |

出典:一般財団法人 日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」
上⬆︎読んでも少々難しいかもですが、よく「放射能を浴びた」とか「放射能が強い」というのは、正確には「放射線を浴びた(付着した)」や「放射線量が高い」になるわけです。放射能という単語が一人歩きしてる感じなので誰もいちいち訂正しないかと思うけど、雑学程度に知っておかれるといつか飲み会で話題にでも?、、堅苦し過ぎますかね。
東日本大震災、あれからもう14年経ちましたね。
あの時も福島原発絡みでかなり放射能が話題になり、ちまたでは相当ガイガーカウンターが売れたそうだけど、私も御多分に洩れずAmazonで測定器なる物を購入しました。はっきり覚えてないけど、当院裏口辺りで「0.11〜0.14」マイクロシーベルト/h位だった様な記憶あります(うろ覚え)。風向き次第で云々というのも言われたりして、関東圏SNS知人で沖縄まで移住した方もいたりでさすがに大いにびっくりした記憶もあります。
さて今回久しぶりに病院内家探し?して引っ張り出し、自宅や市内あちこちで測ってみました。まずは自宅内テーブルと窓際⬇︎だけど、窓際持ってった途端「0.07→0.1」に変化したのには驚きました。そんなに違う?と思ってやり直したけど、結果は似た様なもんで上昇するのは間違いない様です。
⬇︎ ここから完全ローカルネタです。
左下から時計回りに、「セリオン道の駅→山王大通り市役所前→新国道花徳前→外旭川ガスト近く交差点」で概ね「0.1」以下だけど、これら全て信号待ちの車内で測定撮影したものになります。
実は1番低かったのは新国道コナカの前後「0.06」で、どういう訳か信号運良くてアンパス越えるまで停まれませんでした💦
⬇︎ 個人的に1番気になってたのがこの場所、秋田北インターから飯島方向に向かう道路脇の土嚢袋の様な黒い袋の通りです。
福島通った方ならお分かりかと思うけど、今現在は不明なれど当時は不気味な黒い袋がズラ〜っと並んでました。さて結果は単に私の思い過ごしだったのか、全く高くはない(0.08)ので安心して通る事が出来ますね。
ちなみに国際的な安全基準によると、一般人の場合は年間放射線被曝限度を1ミリシーベルト以下と定めています。
今回の放射線測定器の単位はマイクロシーベルト/hなので、たとえばこの測定器の数値が0.1だった場合は「0.1×24時間×365日=876μシーベルト(0.876ミリシーベルト)」が年間被曝量なので十分満たしてる計算です。なのでこと秋田市内に住んでる限りは、どこでも比較的問題ないという事になりますね。
次回は、「がんに効く」で有名な玉川温泉(秋田県仙北市)の話題予定です。この放射線測定器持参で天然岩盤浴散策道行ったら、通りすがりの年配男性に「測ってるの?幾ら位なの?」って聞かれました。さすがに全国各地から湯治で来る皆さんの関心は高そうですね。