今日は終わったのが12時半近く、すぐ着替えて市内で行われた麻酔の講習会に参加して来ました。他県から来てる方も居たけど、年末近いせいか意外と県内参加者は少なかったですが、、でも実に有意義な講習会でした。

 

 

⬇︎ コレ少し見にくいと思いますが、ちょっと驚く内容です。。麻酔による、アメリカで報告された死亡率です。

勿論、年齢や症状等条件は色々でしょうが、手術自体による死亡率ではなく麻酔による死亡率について書かれています。

 

それによると例えば猫ちゃんの場合、、麻酔でも鎮静剤でも、千頭に1〜3頭の割合で亡くなってるそうです。

 

講師の先生の所でも、過去に手術後2匹が悪性高熱という症状で亡くなり、その他にも1頭はまる一日中人工呼吸器で管理してようやく覚めてくれて事無きを得た子もいるそうです。

 

ちなみに一般開業医ではなく、れっきとした某「大学付属動物医療センター」の麻酔科准教授の御言葉です。麻酔専門医が管理してさえそうなんですね、、

 

コレは本当に驚きました。

(実質的に)専門医制度の無い一般開業医の我々は、麻酔を含めて何から何までほとんど自分で行うわけで、尚更もっともっと頑張らねばと痛感した次第です。

 

<追記  12月16日(月)>

最後に、講師の先生曰く、、

今現在、絶対安全な麻酔は世の中に存在しません!

 

まあコレ当たり前だとは思いますけどね。だからこそ常に細心の注意を払って麻酔事故(ミスではなく)が起きない様にするしかありませんよね。

勿論1日の手術件数管理や、自分の体調管理等も全て含めて、、