知り合いに眼科の開業ドクターいるので、実は避けてたテーマでしたが、、最近目の病気が増えて来ました。

 

昔は各種伝染病と、交通事故や喧嘩による外傷や骨折、犬ではフィラリアという心臓に主に寄生する寄生虫除去手術を年間最低10数件やってたけど、今現在はほとんど見られない位にまで減りました。

これらはむしろ多いと、まだそんなに有るの?と同業の先生にびっくりされる事間違い無しです。何故ならキチンと予防して、犬ならリードでお散歩、猫なら完全室内飼いならほぼ見られない事ばかりだからです。

 

代わって心疾患に腫瘍にアレルギー疾患が近年多くなり、これに加えて外耳炎や眼疾患も、、勿論以前から目の病気は有ったんですが、最近は老齢化による白内障や緑内障も珍しくなくなりました。(当院には眼圧計も有ります)

 

日常的に多いのは結膜炎と角膜炎ですが、放っておいたり治療上の注意事項を守らないと、時には角膜損傷から眼球摘出に至るケースも有るので要注意です。動物の場合は、いわゆる自傷行為が割とよく見られますから、、(ちなみに昔は、眼球摘出の多くは獣医師の敗北だと教えられました。要は治療上の問題か、オーナーさんに対する指導不足説明不足だと、、)

 

眼科専門医(獣医師)に言わせると、角膜損傷はちょっとした傷であろうとも既に要注意段階で、オーナーさん気付いた時にはグシャグシャになってる例も有るそうなので、早い段階で外科的考慮をして下さいという事です。

 

皆さんも、もし何かしらの目の異常を感じたら、どうか手遅れならないうちに早めにご来院くださいね。