今日は日曜日なので午前中のみの診察、昨日に引き続き今日も診察は大変混み合いました。終わってからは少しスタッフと新しいユニフォームについて話し合い、12時半過ぎにはほぼ終了となりました。

 

 

さて今日は、当院の「滅菌」についてご紹介です。最近は色々抗菌とか除菌・殺菌という言葉を見聞きしますが、こと手術は勿論、注射やカテーテルの体内留置ともなると、文字通り全ての菌を無害に滅する必要があります。

以下それら機器のご紹介です。

 

⬇︎ 写真上の機械が高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)といって、主に注射器や小手術セットなどを当院では滅菌しています。

 

その下の機械はガス滅菌器(エチレンオキシド)といって、大きさの制限はあるけど、ほとんどありとあらゆる物を滅菌出来る優れ物です。難点は、その維持管理コストがかかり過ぎる事ですね、、使用するしない関係なく、年間それ相応のコストが必要なのと、それを行うスタッフの資格と健康管理が義務付けられてます。なかにはこのコスト負担を嫌って導入しない先生もいる位ですから、決して馬鹿にならないコストです。

ちなみに数十年前はそういうのが無かったので(あるいは単にお役所の指導が無かっただけなのか)、コスト的に今とは全然違う状況でした。なので残念ながら必然的に、どうしても現在は手術料金等にはね返る形になっちゃいますね、、

 

⬇︎ 除菌・殺菌効果のある「超酸化水」と「強アルカリイオン水」の両方作れる機械です。今では、手術する時の最後の手洗い段階で使用されるほどの効果が有ります(勿論手袋もはめます)。当院では主に動物の創傷処置や、診察台等の殺菌に使用しています。1か月以内には使用しないと効果薄い様ですが、当院では週一ペースで作って常に新しいのを使用しています。

 

 

※ ⬇︎私自身も記憶曖昧なところあるので、その違いをネットで調べてみました。あるHPからの一部抜粋で申し訳ありませんが、かなり分かりやすい説明になっています。

 

<除菌>

除菌とは菌を減らす効果のことです。

菌を殺さなくても、例えば塗布した面から菌を減らせればOKで、どの程度菌を減らすかについても定義はありません。

<殺菌>

殺菌とは文字通り「細菌やウイルスを殺す」効果のことです。

ただし、死滅させる菌の種類や死なせる量に明確な定義はありません。例えば90%の菌が残ってしまっていても10%の菌が殺せていれば「殺菌」と謳うことができます。

<消毒>

消毒とは、病原性のある微生物を死滅・除去させて害のない程度にすることです。

上に登場した「殺菌」とも似ていますが、消毒の目的はあくまで「無毒化」であり、必ずしも細菌を死滅させていなくとも、病原体の感染力を不活性化させたり、病原体を危険ではない程度まで遠ざけることも無害化にあたるので消毒に分類されます。

<滅菌>

滅菌とは、有害・無害を問わず、すべての菌(微生物やウイルス含む)を死滅・除去することです。

これは定義がはっきりとしていて、菌や微生物ウイルスなどの残量が100万分の1になることをもって滅菌とされています。

 

 

⬇︎ 直接お会いした事は有りませんが、私の高校の先輩だそうです。当時彼の行きつけというコーヒー店にも何度か行きました。懐かしい、、、