SNSである知人から、、

ある知人「獣医さんてホント何でもやるんだね。手術もでしょ?人間の方じゃ考えられないよね〜」

「基本的に広く浅くにならざる得ないから、あたり前だけど人間の専門分野には敵わないよ」

ある知人「でも一通り病気知っておかないと、説明とか紹介とかも出来ないでしょ?」

「うん、、ただ今だとネットで飼い主さんも幾らでも理論武装出来るし、その病気に関連する部分だけみるとこっちより詳しい人もいるくらいだよ」

ある知人「ところで、猫エイズってかかったらどうなるの?」

「調べてよ(笑)」

 

すみません。少し脚色入りました、、

ただ実際、今ではかなりの情報がネットで手に入るので参考になさってみて下さい。

 

 

さて今日も昨日に引き続き、あるいはそれ以上の混み具合でずっと忙しく時間は過ぎていき、気が付いたらとっくにもう12時を回っている状況でした。早朝や夕方にオンラインセミナーも受講したけど、今回は猫エイズと白血病の当院対応などを簡単に説明したいと思います。まず初めに猫エイズも猫白血病もどちらもウイルス疾患であり、感染経路は猫エイズは喧嘩と交尾、猫白血病はヨダレ感染と言われています。なので外出する猫は勿論、同居猫で一匹キャリアの子がいると全匹感染の可能性も出てきます。

 

過去に野良ちゃん連れて来たら耳ダニや皮膚ダニや呼吸器感染症などが全匹移って大変だったオーナーさんおりましたが、こっちのウイルスは感染したら最後、これやったら絶対大丈夫!という治療法が未だ確立していませんのでもっと悲惨です。ですので、もし新人さんを新しく我が家に迎え入れる予定の方は、必ずあらかじめ血液検査をしっかり行ってからの方が無難かと思います。

 

当院では治療として猫インターフェロンという抗ウイルス作用のある注射を使用してますが、白血病においては症状抑制や再検査で反応消失した子も過去に数匹おります。猫エイズに関しても同じくインターフェロンやホルモン剤や抗生剤、更に消炎鎮痛剤などそれなりの方法で治療効果も上がってますがこれという決定打はまだ無いので、やはり予防に勝るものはないと思います。今現在、白血病と(混合ワクチン)と猫エイズそれぞれワクチン発売がなされております。

 

⬇︎ 猫用インターフェロン。週2〜3回ペースで数週間後、白血病が陰転した子がおりました。

⬇︎ 猫エイズワクチン。最初は数週間間隔で3回、その後は年1回の追加接種になります。

 

 

 

 

「猫同士のグルーミングで猫エイズ感染しませんか?」という様な事を聞かれた事ありますが、基本的には血液の交流からなのでお互いがよっぽど酷い口内炎とか持ってない限り大丈夫かと思います。ただなにしろウイルスは影形が見えませんし、何より突然変異する可能性もあるので油断ならないですね。

 

⬇︎ こんなステージとは、、今のコロナ禍では考えられませんね。42歳の若さで自宅バスルームで倒れて亡くなるまで32本の映画出演作があり、その全てで主役という驚異的記録を残している(ウイキペディア)

⬇︎ プレスリーが歌うマイ・ウエイもなかなかですね。甘い歌声と雰囲気がいい感じ。

⬇︎ 以前もアップした御本家さん。聴き比べしてみてください。