私は相変わらず怒涛の如く押し寄せる、各グループ各分野にわたるオンラインセミナーを毎日受講中です。視聴しても視聴しても今の所全く終わる気配ありません💦

 

今回は先日お盆前にライブ配信された『腫瘍の検査』についての有料セミナー(期限付きの見逃し配信)です。講師の先生は以前にもここで何度かご登場されてる『腫瘍』の有名な先生で、更に今回は札幌から病理検査の先生も交えての興味深いお話しです。いつもながら先生は実に細かく丁寧でいて分かりやすく、尚且つ声も聞きやすいので2時間のセミナーも非常に楽しく視聴できました。

 

やはり日頃実際にガンガン臨床(診察と手術)を毎日こなされてる先生は、我々多くの一般開業医のレベル目線で講習をしてくれるので大変親しみやすく、また明日からでも診療にすぐ役立ちそうな内容で嬉しい限りです。これなら有料でも全然高いとは思いませんし、実際東京や大阪などまで講習会行く手間と時間考えたら格安ものです。

 

それにしても、、一人◯◯◯円✖️◯◯◯人という下衆な計算を思わずしてしまいますが、それだけ講師の先生にとってもメリットは大きい様な気はします。アフターコロナで現在のオンラインセミナーが存続するのか大いに気になる私です。

 

 

なお例によって著作権の関係上、写真の一部はそのうち削除予定です。

 

⬇︎ 前半は『ベーシック』でいわゆるおさらい的な感じですが、初耳の部分も有ってやはり医療は日進月歩です。後半はちょっとハイレベルな『アドバンス』。興味深かったのは骨肉腫などで行う『骨生検」と鼻腔内腫瘍が疑われる際の『鼻腔内生検』です。ちなみにこちらの背景は、両先生がアメリカ研修滞在時代におられたコロラド州だそうです。

 

⬇︎ 以前にも取り上げてるけど、腫瘍としては比較的多くみられる『肥満細胞種』についてです。

⬇︎ 骨肉腫(骨のがん)は圧倒的に大型犬に発生します。関節以外の脚が腫れてきたり痛がったり、独特のレントゲン像が出ます。最終的には『骨生検」と言って麻酔下で太い針を刺して診断しますが100%の診断率でもありません(サンプルの取り方によります)。前にもお話ししたように基本的には『針生検(細胞診)<組織検査(病理検査)』ですので確実なのは丸ごと摘出で検査会社に送るのがベストになります。

⬇︎ 鼻腔内腫瘍の診断は非常に難しいんですが、一つの方法に盲目的『ストロー法』があります。100均の細いストロー(写真の左側)使って鼻の穴から入れてゴシゴシして注射器で吸い出す方法です。全身麻酔下で行うけど、これでもそこそこ出血するので注意が必要な検査となります。

 

 

 

⬇︎ 昨日はペットの墓参りしてきました。年一回なのでお墓のお掃除も結構大変です。

 

⬇︎ そして同じく昨日、第一回目の新型コロナワクチン。多少痛みが出た程度で全く問題なしでした。