寒くなって来ると増えてくるのが泌尿器系の病気。中でもやはり膀胱結石は依然多くて、特にオスの場合犬も猫も結石がらみが非常に多くなります。メスの場合結石少ないのは尿道がオスに比べて太く短いので、小さめの石(結晶)であればどんどん排出されやすいのも大きい理由かと思います。

いずれにしても最近やたらとトイレ回数多いとか、トイレでずっと排尿姿勢取ってるとか見かけたら手術等の大事にならないうちに早めにおいで下さいね。

 

 

⬇︎ 写真の写りが悪くて分かりにくいかと思うけど、オス犬の膀胱結石&尿道結石です。膀胱に石がある間は血尿や頻尿程度で済むけど、ペニスに近い尿道の方に石が下りて来て詰まってしまうと、場合によっては急性腎不全になって命に関わる状態になってしまうので要注意です。ペニスの尿道は極端に狭く、ほとんどの小さい石はここら辺で止まってしまうからです。

幸いこの子はまだ状態も良く、ペニス側からカテーテルで生理食塩水入れてやると石が膀胱内に戻って行くので、数日後に膀胱切開行って数十個もの結石摘出手術となりました。

 

⬇︎ メス犬の膀胱結石ですが、実はこの子は尿道の方に石が下りてきて詰まってる状態でした。そもそもメス犬は尿道が太くて短いので石はどんどん排出されて育ちにくいはずですが、珍しくもこの子は詰まってしまって緊急を要するような状態でした。写真ではかなり分かりにくいけど、大小様々な大きさの石が膀胱内&尿道に詰まっていました。

 

⬇︎ 過去の例です。犬も猫も総じて膀胱内にあるうちはまだ軽い症状だけど、尿道に下りて来るとガラッと重症化して来て極めて危険な状態になります。「寒いしな〜」とか「膀胱炎かな?」などと様子見してると、数千円で済む治療が数万円〜数十万円になったり、場合によっては命の危険も出て来るのでどうかお早めにおいで下さいね。

 

 

 

最近面白いニュースが話題になってるようです。なんとビックリ、ディズニーランドのビッグサンダーマウンテン乗ると、尿路結石持ちの人の石がスルッと通って排出される事もあるらしいです。たしかに重力や遠心力で石が動きやすくなるのは想像できるけど、まさか何度も実験して論文まで出してしまうとはすごいですね。なお前側乗るより最後列の方が一層効果的だそうで、ひょっとしてこれからは後ろ側の方が人気となるかもしれませんね。

 

 

ビッグサンダーマウンテンで尿路結石が通る理由イグノーベル賞を受賞したおもしろすぎる研究

 

また、論文では、「理想的なのは、速く、荒く、ある程度ひねりや回転があるが、逆さまになったりしないものだ」とコメントしている。スペースマウンテンやロックンローラーコースターなど、ディズニーワールドで比較的「こわい」とされるジェットコースターにも乗って試してみたが、効果は見られなかったからだ。

ビッグサンダーマウンテンはライドのテーマからもガタガタ動くように設計されており、乗客は横に細かい振動で揺さぶられる。一方、スペースマウンテンなどは速度が速過ぎて、加減速のたびにかかる重力により、反対に石が固定されてしまうと、ワーティンガー医師は推測している。時速65キロメートル以上であれば良いが、時速160キロメートルでは速過ぎるらしい。

6ミリメートル以下の石なら試す価値あり

医師たちは、一度石が通った後も定期的にジェットコースターに乗ることで、大きな石の発生の予防にもつながるだろう、と結論付けた。ジェットコースターに乗ることで直径6ミリメートル以上の石が通る確率は1%程度なので、6ミリメートル以下の石なら試す価値あり、とのことだ。

カルシウムや尿酸が尿路に蓄積してできる結石。原因は不明な場合が多いが、動物性タンパク質の過剰摂取はリスクを上げるとされている。日本人では男性で7人に1人、女性で15人に1人が一生のうちに一度は尿路結石ができるとされている。