糖尿病の治療
2023年11月1日
ついに11月になってしまいました。今年も残すところ2ヶ月、そろそろ有線やYouTubeでもクリスマス音楽がチラホラ出て来るようになり、短い秋の終わりと冬の訪れを感じるこの頃です。病院の方は多少波はあるものの時間帯によって相当混雑する時があり、自分的には比較的空いている夕方早い時間や木曜日午前中がお勧めです。
ただ先日耳鼻科に行ったら病院滞在時間が約4時間💦 当院の場合混んでても2時間程度かとは思うけど、鳴いたり動き回ったりするであろうペットと一緒となるとやはり大変ですよね。なるべくスムーズに終わるよう努力はしてるつもりですが、病院のキャパシティとスタッフ数からなかなか今以上は厳しいかもしれません。どうかよろしくお願いします。
さて本題の糖尿病の治療において大事な事は、まずは日々の血糖値の変動を知る事です。特にインスリン治療は直前の血糖値によって注射の量を決めるので、最終的にはオーナーさんが自宅で耳や足裏のパッドから採血後、ご自身でインスリン注射を毎日皮下注射で打つ形になります。採血の仕方については以前のブログでも糖尿病 猫の糖尿病でも触れてるのでご参照頂くとして、今回は当院における糖尿病の治療について話を進めていく予定です。
人間の場合治療のポイントは「食事」「運動」「薬物療法」になるけど、犬や猫の場合(特に猫)は「運動」に関しては本人(動物)やオーナーさんの都合にもよるので難しい事があり必然的に「食事」と「薬物治療」が中心となります。食事に関しては専用の病院食が出てるので1番手っ取り早いですが、これも動物の場合嗜好性の問題やコスト面もあって難しい時が多々あり、結果としてやはり治療の中心はあくまで薬物療法となるかと思います。