私の棺桶リストに入ってたわけではないけど、以前からいつかは泊まってみたいと思っていた星野リゾートホテル。
色んなメディアでも取り上げられてるのでご存知の方も多いかと思うけど、職種は違えど同じサービス業として一度は自分で体験してみたく清水の舞台から、、という程でもなかったけど予約して行ってみました。
ちなみに愛犬と一緒に泊まれる宿泊プランもあるようなので、ご興味ある方は検索なさってみてください(回し者ではありません)。
11月某日曜日いつも通り午前中の診察終えてから、我々は前回ブログでも話題に出た奥入瀬渓流ホテル(星野リゾート)に泊まるべく再び十和田方面へと車を走らせました。
星野リゾートと聞くとかなり高いイメージお持ちかと思うけど、閑散期の上かなり早くに予約したため2人で3万円台(夕朝食付き)と意外とリーズナブルでした。今後行かれる予定ある方のご参考になれば幸いです。
いつもお話してますが特に大都市圏お住まいの方には、地方経済活性化のためにもどんどんお出かけして欲しいと思います。
⬇︎ 道中に小坂の「康楽館」という明治43年の芝居小屋(国重要文化財)があるので立ち寄ってみました。
4月下旬〜11月上旬のほぼ毎日何かしらの公演を行ってるようです。我々が行った時は各地から、のど自慢?の方や盛岡の劇団のお芝居などが上演されてました。
時間の関係もあって数十分程で出てお隣の建物に向かってみると、珈琲とソフトクリームが販売されてたので閉店間際に駆け込み購入しました。
小坂から樹海ライン通って十和田の発荷峠に抜け、奥入瀬渓流を通り抜けた先に今回のお宿「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」はあります。
到着時刻は午後4時ちょっと過ぎ、フロントで型通りの説明を受けた後すぐ部屋に荷物運んで早速ラウンジに向かいました。(ラウンジから10数秒の部屋で良かったです)
個人的にはここのホテルの最大の売りは、故岡本太郎作の大きな暖炉(森の神話)がドーンと迎えてくれるお洒落なラウンジかと思います。
⬇︎ 奥入瀬渓流というロケーションもさることながら、到着後から夕食時(午後6時)までずっと1時間半以上もホテルラウンジで過ごしたのはここが初めてな位快適でラグジュアリーな雰囲気が漂っています。
客層は若い人から初老の方まで様々でしたが、総じて物静かで落ち着いた「大人の上質空間」という感じでした。部屋数は187室のようですが、レストランもお風呂も激混みでもなかったので団体客が少なかったおかげかもしれません。
⬇︎ ウエルカムドリンク(15時〜18時)はジュース類やお茶・珈琲などあったけど、私にはもはやスパークリングワインしか目に入らず早速グラス2杯半分近く注いで暖炉傍に陣取りました。途中反対側移動したら結構な煙がモクモク上がってて驚いたけど、周りはあまり気にせず談笑してる様なので換気行き届いてるんでしょうね。
夕闇迫る中赤々とゆらめく炎眺めながら飲むワインは格別で、このムーディでほっこりまったりするひと時のためだけにこのホテルを選んだと言っても過言ではありません。
人間の進化と文化の記憶みたいな説もあるようだけど、焚き火囲んでゆっくり飲んだり語らったりしてると不思議と落ち着くんですよね。
多くの人がスマホで撮影してたけど、写真撮りまくってる男性とも「何枚も撮りたくなっちゃいますよね笑」などと会話交わし、お互い譲り合ったりして何枚も写真や動画撮影しちゃいました。
これでシンシンと降り積もる雪でも眺めようものなら、きっと皆さんも更にテンション爆上がりになるのは間違いありません(このわずか1週間後位には一面銀世界になったようです)。
すっかり出来上がってしまったのか女性の肩にもたれかかってる男性もいたけど、周りは気に留めるでもなくラウンジに溶け込むようなナイスカップルもおりました。
結局我々は2人とも5杯ずつお代わり(セルフなので自分で注ぎたいだけ)したので、おそらくフルボトル1本以上は空けちゃったかもしれません、タダ酒とはいえ夕食前なのに💦
ちなみにチェックイン時にこのウエルカムドリンク説明はなかったので、予備知識無しで部屋でボー〜っと過ごしてたら後で地団駄踏む事間違いなしです。
⬇︎ 夕食はりんごキッチンというレストランのビュッフェで、正直料理は普通に美味しいけど特にこれという感動も満足感もあまりなく、自分的には夕食はテーブルごとに配膳や盛り付けされるスタイルが好みだと再確認した感じです。
あとアルコール類は別料金で少々お高めなので、ワインのフルボトルが5〜6千円程度だったかと思うのでお勧めです。
部屋は渓流沿いの2階スーペリアルームで窓からライトアップされた紅葉の絨毯も見えたりして、これで2人で3万円台はやはり今時ならちょっとお得かもしれませんね。(ナントカ割りだったかもしれません)
夕食後周辺散策してる人も多かったので我々も軽く散歩し、冷えた体を気持ち良い露天風呂であっためた後は館内のお散歩に。
奥入瀬渓流は300種類以上の「苔(コケ)」が自生してて「日本の貴重な苔の森」に選定される位有名らしく、館内(ロビーやお風呂)にも至る所コケをモチーフとした物があります。驚くのは苔スイートルームや苔三昧プランなんかもある事で、ここまでやっちゃう?って本当に驚きました。
⬇︎ 朝風呂入る前のラウンジの様子(6時半頃)、人っこ1人居ませんでした。やはり暖炉に火が入ってないと印象もガラッと変わり、個人的には水墨画の世界突入の今頃が非日常性を味わえて1番良い気がします。
露天風呂から見える渓流も雪景色なら多分一段と風情あってリラックス出来るかもです。欲を言うなら私はもう少し浴槽の深さが欲しいと感じました。
星野リゾートはホテルを買い取りリノベーションして運営するので有名だけど、ここも建物のあちこちに良くも悪くもバブル期の昭和感が漂ってる感じです。
夕食は加算料金でフレンチも選べるので、ゆったりリゾート感満喫したいならこちらの方が良いかもしれませんね。
⬇︎ 月曜日は午後4時から診察で時間もあるので帰路は大館回りにしたけど、新築された大館駅前の光景は私が通ってた高校時代とは全く様変わりな印象です。大館駅を背にして右側に「秋田犬の里」、左手には駅弁で有名な鳥めし屋さんが見えました。
最近は秋田犬ブームですので、他県の皆様是非一度観光にいらっしゃってみてくださいね。途中で二ツ井の道の駅で季節限定ソフトと珈琲で小休憩したけど、昨日もソフト食べたというのに飽きもせずと我ながら感心してしまいます。