つい最近ネットニュースで安楽死の話題が出てきて、先日安楽死を行った猫ちゃんを思い出してしまいました。ニャーニャー鳴く子を撫でながらスタッフと実習生さんが涙ぐんでるのを見て、思わず私もウルッときたけど結局最終的には血管確保した後全身麻酔薬と筋弛緩剤で処置を行いました。(ちなみにこの子は難病で呼吸困難な状態でした)

「安楽死は絶対しない」という先生もいらっしゃいますが、当院では開業以来無い時は数年間全く無いけど、多い年は残念ながら複数回行う事もある現状です。

 

勿論安楽死の条件を当院なりに設定はしてるけど、時に本当にこれで良いのか?と思い悩む事も多々あって難しい問題です。もし全く行わない場合はオーナーさんがまいってしまったり(実際看病疲れか入院した方います)、あるいはそのまま苦しがってても放置か最悪捨ててくる事態もあり得ます。

 

手術すれば助かる可能性もゼロでなかったり、治療等料金を格安あるいは安楽死料金でとの説得も叶わない時もあります。だからと言ってオーナーさんを責めてるわけではなく、皆さんそれぞれ色んな環境や条件も違うでしょうからやむを得ないとは思っています。ただ後々後悔しないようご家族と十分話し合って決めていただけたらと思います。

 

ちなみにアメリカはオーナーさん事情で飼えなくなった場合も行うのが珍しくないようで、やはりお国柄というか死生観の違いかもしれませんね。さて皆さんはいかがお感じになったでしょうか?

 

 

⬆︎ 岩城の道の駅 GW終了は温泉入れるし、天気良いと綺麗な夕焼けも見れるしロケーション抜群です。いつも思うけどレストランの窓際にカウンター席有ると、1人でもドライブ途中気軽に寄れて嬉しいんですけどね。

 

 

⬇︎ というわけで最近のこれまでの写真拾ってみました。眺めが良いというのは食事時の最高のスパイスで、1人の時は勿論2人でも窓側ならカウンター席をチョイスします。海が見える窓側カウンター席なら特等席間違いなしですね。

 

 

 

⬇︎ かなり長編(約45分)で内容も深刻というか、人によっては不快に感じるかもしれません。どうかご興味ある方のみご視聴下さい。万一気分悪くなったら途中で終了なさって下さい。

 

こちらスイスの安楽死団体「ライフサークル」の場合4つの要件として、「耐え難い苦痛」「回復の見込みがない」「治療の代替手段がない」「明確な意思表示」だそうです。

「誰にでも生きる権利がある」と同様、「死ぬ権利もある」という誰もがいずれ直面するかもしれない究極的問題、はたして皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

これは動物の安楽死も概ねそうなんだけど、オーナーさんからよく聞く「老老介護」という状況における病気や認知症等による精神的あるいは金銭的負担をどう考えるかだと思います。又そうでも思わない限り、いくら我々といえども業務としてこなすのは本当にシンドイということを知っておいて欲しいと思います。

 

 

⬇︎ こちらもよろしければご参考までに。