以前にも猫のFIP(エフアイピー)について取り上げたけど、

猫の難治性疾患(伝染性腹膜炎)

猫伝染性腹膜炎2

最近このFIP疑いの子やこれに対する質問も多い感じなので、今回はこちらを取り上げてみようと思います。ただ常日頃思うのは、この件に限らず医療情報は日々更新されていくものなので、あくまで当院としての経験や現在取り得る方法をメインにお伝えしようと思ってるのでよろしくお願いします。

 

 

 

まず最初に「FIP」とは何ぞや?だけど、これは以前のブログでもお話しした様に以下の様になります。

 

『原因は「猫コロナウイルス」というウイルスがストレス等の免疫力低下によって「猫伝染性腹膜炎ウイルス」に突然変異し、これが「嘔吐、下痢、発熱、食欲不振、腹水、胸水」などの症状を引き起こすというものです。一説には半数程度の猫が感染してるとされ、さらに発病に至るのは15匹中一匹程度とも言われています。』

 

つまり比較的症状があまり激しくない猫コロナウイルスに感染した猫が、ある日突然ストレス等によって致死的なFIPウイルスによって攻撃されるというものです。一昔前は致死率ほぼ100%、いわゆる不治の病で診断は最期通告とも言える位恐ろしい病気でした。(すみません、少し前にアップしてた内容がFIV(猫エイズ)とごっちゃになってたので一部削除しました💦)

 

一般に確定診断は非常に難しく、今現在遺伝子検査も含めて100%の診断は困難とされています(後でも触れるけど、誤情報でした💦)。ただしFIPの特異的症状である「腹水」「胸水」等ある場合は、通常複数回の血液検査と症状照らし合わせて診断するのが、吸引した腹水や胸水の一部を検査機関に送る事で一発で診断可能となります。

 

 

 

⬇︎ 上が胸水溜まってた猫で残念ながら陽性で出てしまった子、下は治りにくい下痢症状の子の糞便中からコロナウイルスが検出された子です。同じコロナウイルス検出の子達ですが、胸水と下痢便では症状全く別物で診断も変わってくる事になります。

 

 

⬇︎ 上写真の下の子(下痢パネルの子)は、オーナーさんがご自分でネットから手に入れたコロナ内服薬の長期投与で検出されなくなったケースです。つまり治療成功という事ですね。

 

ここで注意が必要なのは、このコロナウイルスは必ずしもFIPウイルスによるものではないという事です。何度もお話ししてる様に、胸水や腹水溜まってるケース(ウエットタイプ)以外のFIPの確定診断(血液検査)はほとんど不可能に近く、症状や経過によって推し量るにすぎません。一般的に多くの例で発熱するので、重要なサインにはなるかと思います。

 

 

(追加情報!)

最近変異されたコロナウイルス(FIP)の診断が、ある検査会社で出来る様になってた様です💦 確認次第アップしたいと思います。申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 

 

 

すみません肝心の治療と予防に関しては、もう少し情報を整理しながら少しずつアップしようと思います。