混合ワクチン各論の予定でしたがフェルメール展が10月8日から開かれてるのに気付き、以前のブログ 宮城県美術館(ポンペイ展)でもお話ししたように、万難を排してでもという事で昨日午後から早速観に行って来ました。秋田からは約250キロ、約3時間で到着です。
⬇︎ 天気は曇り。翌日から雨模様の予報だからか、連休中日だからか意外と空いてる感じでした。ただサンデードライバーも多いのか駐車場内は、ウインカー無しでいきなり曲がったり一方通行に無理やり入ろうとしたりとちょっとしたカオス状態。連休中のドライブはより一層気をつけないといけないですね。
⬇︎ 時間も午後4時近かったせいか、美術館駐車場も館内も比較的空いてて良かったです。むしろこういう時間帯はゆっくり観れて良いのかもしれません。
⬇︎ あとで気が付いたけど入館チケットが落ちてますね。観終わった後だとは思うけど気になってしまいます。
⬇︎ 展覧会入場前にまずはこちら。だいぶ前に修復の話題が出ていた『窓辺で手紙を読む女』です。実は本日のお目当ては『光の魔術師』とも呼ばれる17世紀オランダを代表するフェルメールの、初期「光の表現代表作で傑作」と言われるこちらの絵です。あのあまりにも有名な「真珠の耳飾りの少女」は今回出品されていません。
⬇︎ 修復によって生じた「修復前と修復後」が観られる絵。だまし絵とは少し違うけどコレはこれで面白いです。
⬇︎ 本当に見る角度によってハッキリくっきり右手に弓を持ったキューピッドの絵が現れてきます。解説の文字まで変わってしまうのは面白いですね。結構な人だかりで記念写真撮る人もいたりで、この写真も何枚か撮り直ししました。
この絵は長いことレンブラント作と思われてたのがフェルメール作と確認されたものらしいですが、1979年のX線調査でキューピッドの上に上塗りされてるのが分かり、その後約4年の歳月をかけて修復され、所蔵館以外では世界に先駆けての日本公開だそうです。これが車で行ける仙台でも観れるって素晴らしい。残念ながら場内は一切撮影禁止でした。(修復資金提供は日本の財団だそうです)
「それにしても一体誰が何故?」
という疑問は長年続いてて、諸説あるものの明確な答えは未だ分かっていないようです。ハッキリしてるのはフェルメール本人によるものではなく、明らかに第三者が後日手を加えた(上塗りした)絵という事です。
絵の損傷を隠すとか保存上の理由ではなく、好みや流行の変化という美的配慮によるものか、あるいは当時高い評価でヨーロッパ中絶大な人気を誇った「レンブラント風」に見せるため、あえてキューピッドを画中画として隠した可能性も指摘されてるようです。
さて皆さんはキューピッド有りと無しのどちらがお好みでしょうか?
当時こういうキューピッドの絵は人気あった様で他の絵にも描かれてるそうだけど、個人的には圧倒的に無い方が好みです。キャンバスのかなりの部分が壁でスッキリした広がり感と、なんかそこに意味でも有りそうなイマジネーションを満たしてくれる気がします。
ただキューピッドもよく見ると仮面の様な物を踏んづけていて、解説によると(うろ覚え)欺瞞の象徴(人を誤魔化しだます事・嘘をつく事)である仮面を踏みつける事で「真実の愛・誠実な愛の勝利(うろ覚えと想像)」を表していて、この手紙も愛する男性からのラブレターである事が窺い知れるとのことです。キューピッドは前にもサルバドール・ダリ触れたように愛の神ビーナスと軍神アレスの子供ですから、愛は何モノにも打ち勝つという事なんでしょうか。
⬇︎ お土産も購入し、早速ブルーの診察室に飾ってみました。
⬇︎ 全国的に有名な国分町ですが連休中の日曜日だからか人通りは少なく、出勤前と思われる綺麗なオネエさん達数人とすれ違った程度でした。
⬇︎ 私はほとんどいつもアーケード街近くの牛タン屋さんに行くのですが、ここもいつもなら大混雑のお店だけどガラガラで本当にびっくり。写真には写ってないけど実はもう一品「牛タン柔らか煮」というのも食べて大満足でした。SNSで会った事もない知人だけど、こちらの会社の関係者と知って何となく親近感もあるお店です。
⬇︎ 有名な「だまし絵」3点ご紹介です。あなたは「花瓶の様な物」に見えますか?それとも?
⬇︎ これも見た事ある方多いと思いますが、どこが騙し絵なってるかもうご存じですよね?
⬇︎ こちらも有名ですが、どう見えるでしょうか?