既に何度も「腎臓疾患」についてはお話ししてますが、YouTubeで観た健康もの動画でも「腎臓」と「リン」との関係性が取り上げられてたので、今回はこの動画からピックアップした内容で改めて話題にしてみようと思います。

慢性腎不全

猫の慢性腎臓病

犬の慢性腎臓病

 

当院で「慢性腎臓病」や「泌尿器症候群」で治療を受けたオーナーさんなら多分一度は「リン」という単語をお聞きになってるかと思いますが、その「リン」の過剰摂取がいかに健康を害し、腎臓への負担と影響が大きく、そして「慢性腎臓病」を悪化させるかという内容になっています。

 

 

⬇︎ さてそもそも一体「リン」とは何ぞや?ですが、身体に必要なミネラルの一種で骨や歯をカルシウムと共に構成する成分です。なので足りないと「くる病」や「脱力感」「筋力低下」などが起こりうるけど、現代の食生活では圧倒的に「取り過ぎ」の方が問題とされています。

 

 

 

これまでにもお話しした通りペットの世界も高齢化しており、当院の場合日々来院される子の平均年齢はおそらく10歳を超えてるのでは?と感じます。必然的に高齢になる程多くなる「心不全」「腫瘍」「歯周病・口内炎」「整形外科疾患」と共に、「慢性腎臓病」で来院される子の比率も以前よりかなり多くなりました。人間の方では「新たな国民病」とも言われている様ですが、ペットの世界でも似た様な状況になりつつある気がします。

 

さて慢性腎臓病は以前「慢性腎不全」と一般的に呼ばれてたけど、腎不全は末期の病態として最近は「慢性腎臓病」という言い方に変わって来ています。いずれにしても腎臓の働きが落ちていて、しかも慢性的に長期にわたって推移している状態を指します。ですので基本的には残念ながら治る事はなく、治療のゴールはいかに良い状態をキープして健康的に日常を送れる様にするかが目標となります。分かりやすく言えば食欲と元気あって、体重も落ちていく事なくキープ出来てる状態です。

 

 

慢性腎臓病(CKD)は末期腎不全に至るリスク因子で、患者数は増加しています。 2011年現在、日本では成人人口の約13%、1,330万人がCKD患者と言われております。CKD発症の背景因子として、糖尿病、高血圧などの生活習慣病が挙げられます。 CKDは末期腎不全や心血管疾患のリスクが高く、国民の健康を脅かしています。2021/10/08

 

 

⬇︎ 「リン」の取り過ぎは「慢性腎臓病」のみならず、「心臓病」や「脳血管系」の病気にも関与します。当然ながらいかにして「リン」を過剰摂取しないかがカギとなりますね。調べると色々な食品に入ってるけど、特に乳製品や小魚や魚卵とかは気をつけた方が良さそうです。あと1番要注意は、、食品添加物の塊的なインスタント食品ですかね。外食も昔ながらの「手作り食堂」的な感じの方がより安心出来そうです。まあ考え出すと美味しく食べれなくなりそうで怖いですが。

 

⬇︎ このデータの取り方にもよるでしょうが、結局「リン」の過剰摂取が「慢性腎臓病」の発症や治療経過に大いに関係するからと思います。実際最近セミナーでも盛んに、「食事療法」と共に「リン吸着剤」等の重要性が指摘されています。ただ難点は、、これら製品慢性腎不全は結構投薬に苦労する感じです。少なくともうちの猫はダメでした💦

 

⬇︎ 我が家の17歳で亡くなった子の血液検査結果です。この約2週間後のある朝に永眠しました。「クレアチニン(Cre)」も「リン(IP)」の数値も決して飛び抜けて高い方でもなく数値的にまだまだと思ってたけど、やはり過去に糖尿病も患い年齢も年齢なので致し方ないかなと思っています。