連休を利用して、福島まで1泊2日の旅をしてきました。福島は以前にも何度か訪れてるけど、今回の白虎隊自刃の地や次回ブログアップ予定の場所は、初めてだったりリニューアルされてたりでなかなか新鮮な旅となりました。東北中央自動車道 東北中央自動車道のおかげで山形や福島もホントに近くなった感じで、なんとか早く全線開通して今のブツ切り状態を解消して欲しいものです。

 

 

白虎隊(びゃっこたい)は、日本幕末維新における戊辰戦争の一環である会津戦争に際して、会津藩が組織した、武家男子を集めた部隊である。中には志願して生年月日を改め15歳で出陣した者もいたほか、幼少組として13歳の少年も加わっていた。名称は、中国の伝説の神獣白虎」に由来する。(ウイキペディア)

 

 

⬇︎ 歴史に詳しくない方でも1回は聞いた事あるかと思うけど、白虎隊の一部はここ飯盛山で自ら命を絶って歴史に名を刻む不幸な最後を遂げてしまいました。その場所は少し小高い所にあるけど動く歩道が整備されており、ご年配の方や私の様な喘息持ちには非常に助かります。

 

⬇︎ 上に登ると広場の様な右奥に、古代ポンペイ宮城県美術館(ポンペイ展)の廃墟から発掘された神殿の柱を利用したという「ローマ市寄贈の碑」が見えます。白虎隊士の精神に感銘を受けたローマ市が昭和3年に寄贈した碑で、第二次世界大戦終わるまでは裏面に「武士道の精神に捧ぐ」と刻まれていたそうです。カミカゼ特攻隊に苦しめられた占領軍にとっては、おそらく許されがたい文面だったのかもしれませんね。

 

⬇︎ 焼香を済ませた後いよいよ自刃の地に向かうけど、途中には唯一の生き残りで後世に戊辰戦争や白虎隊最後の様子を語る事になった「飯沼貞吉(のちに改め貞雄)」のお墓があります。ただ1人死にきれず生き残ってしまった彼の苦悩はいかばかりだったか、新政府軍の長州藩士に引き取られた当初は自殺を思い立ったが説き伏せられ、日本の未来のためと勉学に勤しみ電信電話の発展に大いに貢献したようです。晩年は仙台にて永眠とのことです。

 

⬇︎ iPhone内の写真はもっと鮮明でここが鶴ヶ城かな?って分かるけど、これだと画質荒くなって分かる人には分かるという程度で残念。ただどの位高くて遠い場所から白虎隊が眺めてたのか想像出来るかと思います。

 

⬇︎ まるで頭から血が滴り落ちてる様なギョッとする表情ですが、ネットで以前のを見るともう少し綺麗な感じです。自然にこうなってしまったのか、あるいは誰かが人為的に?? などと微妙に悩みます。下のはiPhoneで拡大した写真ですが、右下の破線で囲った中に鶴ヶ城が見えます。

 

実際は手前の木々が燃えてるのを鶴ヶ城が燃え盛ってる、つまりは落城してしまった(その上捕まるのは武士の恥)という勘違いから始まった悲劇。白旗あげるまで1ヶ月程度だった様だけど、もっと早く降参していたら、あるいは新政府軍が会津討伐しなかったら、そもそも会津藩主が新撰組率いて京都に関わりを持たなければ薩長同盟の恨みを買う事もなかっただろうに、などと歴史にif(もしも)は無いとは言うもののつい考えてしまいます。

 

しかしこの時の新政府軍の総大将「西郷隆盛」も、のちの国内最後の内戦「西南戦争(明治10年)」で政府軍に敗れて自刃という展開、わずか150年程前の日本で起こった事とは信じられないくらいですね。

 

⬇︎ 世界唯一と言われる螺旋状の建物。堂内は一方通行で上りと下りが別々でぶつかり合う事ない仏堂となってます。見た目螺旋状な部分がサザエの様?なところが名前の由来ですかね。

 

⬇︎ 猪苗代湖の水を会津地方に引くため掘られたという洞穴。猪苗代湖畔(戸ノ口原)の戦いで敗れた白虎隊士20人は、この長さ約150メートルの洞穴内を冷たい水の中腰まで浸かりながら中腹を目指したという、そして命からがらやっとたどり着いた先で遠くに見えた鶴ヶ城の炎と黒煙(落城)、はたしてその絶望感と無念さはどれ程だったか察するに余りあるものがありますね。ただ実はこれが勘違いであったと知った、1人生き残った飯沼貞雄の心中はいかほどだったんでしょうか。

 

 

⬇︎ 夜はホテルから少し遠かったけど、地元料理なども食べれて予約可能な居酒屋さんにしました。カウンターで隣の席の東京から来たというご夫婦に注がれた日本酒見て、我々も(ツレも)飲もうとオーダーしてみました。ツレは気に入ったのかその後も日本酒オーダーしたら、店主らしき人が愛想良く話しながら注いでくれました。以前も山形や秋田市内居酒屋で他県の方とお近づきになれたけど猫のシステムトイレ、こうして飲みながら県外の方々と色々会話出来るのも本当に旅の醍醐味だと思います。

 

 

 

⬇︎ 「旅は何が起こるかわからないから面白い」というセリフが何度か出るけど、この映画のポイントの様な気もします。あーそっかそういう事だったのか〜とラストは思ったけど、意外と?なかなか感動的映画でした。忘れていた青春を取り戻したいという方にもお勧めかもしれません。